東京マルイ 次世代SCAR-H Magnusチューン

東京マルイ 次世代SCAR-H Magnusチューン
東京マルイ 次世代SCAR-H Magnusチューン
 

東京マルイ 次世代SCAR-H Magnusチューン


今回は東京マルイSCAR-HのMagnusチューンをご紹介致します。



それでは作業を開始します。
次世代SCARの分解は合計7ヶ所のネジを外します。
まずはコッキングハンドルの下側にある三つ並んだネジ(スクリューホルダー)の一番後ろ側のネジ(両側)を外します。



次にアッパーレシーバーの後方にあるネジを2本(両側)を外します。



リアサイトの下にあるネジを外します。
リアサイトが邪魔な場合はリアサイトを外してから作業します。



アッパーを前方にスライドさせて外します。



ストックを折りたたむと内側に2本の固定ネジがあるのでこれも外します。



これでストックは外れるのですが配線が繋がっているのでジョイント端子を外します。



グリップエンドを外しモーターを取り出してグリップも外します。



メカボックスを固定しているロックピンを外しメカボックスを取り出します。
この時にセレクタープレートがレシーバーに引っ掛かる事があるので注意して下さい。



メカボックスを外すと後部にスペーサーがあるので注意して下さい。
組み込む時は忘れずに!



メカボックス自体はSCAR-LもSCAR-Hも共通です。



まずはウエイトを外します。
疑似ブローバック用ステーのネジを取外してステーを外します。



リコイルプレートのネジを3ヶ所外しリコイルプレートを取り外します。



リコイルプレートを開けるとロックピン用のフリクションリングがあるので紛失注意です。



次にウエイトシャフトを抜きます。



ウエイトを一旦後方に下げてから前側を持ち上げる様にして外します。



シャフトを撮り忘れましたがこれがウエイト関係のパーツです。



ウエイトスプリングには中にもう一つ小さいスプリングが入っているので注意して下さい。



ウエイトを外すとメカボックスだけとなりますので、配線カバーを外しメカボックスネジも外します。



メカボックスの内部パーツです。
シリンダーは加速シリンダーです。



メカボックスの左側にタペットプレートスプリングの挿入口にプレートがあるのでこれも外しておきましょう。
組み込み時にスプリングを入れてから取り付けます。



純正軸受けは割れやすいのでORGA 6mm軸受け 次世代用を使用します。
軸受けを差し込むメカボの穴は接着剤カスやグリス、鉄粉など残らない様に綺麗に落としてください。
接着剤カスが硬い場合は小さなマイナスドライバー等でガリガリ削り落としましょう。
これをしないと軸受けが奥までしっかり入らなかったり斜めになってしまいます。
軸受けは奥まで水平に押し込み耐衝撃性あるの接着剤で接着します。
瞬間接着剤は取れやすいのでお勧めできません。



ギアも耐久性向上の為、J-ARMAMENT 次世代電動ガン用 強化ギアセットを使用します。



JA製次世代用ベベルギア(ブラック)より純正品の方が音が静かなので純正品(シルバー)を使用します。



軸受けの接着剤が乾いたらシム調査です。
シム調整のコツもYouTubeにて動画をUPしておりますのでシム調整!電動ガンのカスタムやメンテで必須のシム調整を解説!をご覧ください。
シム調整が終わったらギアのグリスアップを行います。
BREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し少量をギアの歯や軸部分に塗布し筆などで薄く塗り延ばして下さい。



シリンダ-は飛距離アップ効果のあるボアアップタイプのMagnusシリンダーセット次世代用を組込ます。
メカボの種類によっては少し長さが長い場合がございます。その際はリューター等で削って長さを調整して下さい。
シリンダーヘッドの組込みですがMagnusシリンダーには既存のシリンダーヘッドを使用します。
シリンダーヘッドの周りにシールテープを4~5巻きしシリンダーに押し込みます。
はみ出たシールテープはカッター等で切り落として下さい。



ピストンも耐久性向上の為PROMETHEUS ハードピストン 次世代シリーズ SCAR用を使用します。



ノズルは集弾性向上の為にでんでんむし次世代M4系用を使用します。
このノズルは先端が特殊な形状となっており、チャンバー内で毎回同じ位置にBB弾がセットされる事によりBB弾の回転数が安定し集弾性向上に繋がります。



シリンダー内とノズルの内側にグリスを薄く塗り伸ばし、シリンダー周りを組み上げます。
グリスアップにはBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN ガングリスを使用し、指でシリンダー内に薄く塗り延ばします。
その際ノズルの先端を指で押さえピストンを前後させて気密漏れがないかチェックします。



メカボ内の外したパーツを組んで、ギア周りとシリンダー周りも組込ます。
ピストンレール、タペットプレート周りなど摩擦が発生する部分には必ず潤滑材を塗りましょう。
潤滑材はBREAKTROUGH(ブレイクスロウ) BATTLE BORN HPプロ ガンオイル 金属連結部潤滑材を使用します。
このガンオイルは金属部分の擦り合う部分やプラスチックパーツにも使用可能です。

メインスプリングはMagnusスプリング次世代用を使用します。



メカボックスをロアに組込みます。
最近はカスタムの定番となってきました東京マルイサマリウムコバルトモーターとスイッチ接点保護を手軽に可能にしたSBDの組込みを行います。
サマリウムコバルトモーターを組み込めばハイレートスプリング使用時でもトリガーレスポンスを損なうことなく使用出来ます。
ハイレートスプリング使用時には東京マルイサマリウムコバルトモーターがお勧めです!
もちろんスイッチ接点保護の為SBDもセットでお勧めです。



ストックを取り付けるとテストドライブが可能となり、ロア周りのチューンは終了となります。



次にフロント周りのチューンです。
アッパーから チャンバー周りを取り出します。
チャンバーを前方向に押しながら反時計回りにまわすと取り出せます。



チャンバーを抜いた後にアッパー側にスリーブが残る事が多いので取り出しておいてください。
続いてチャンバー周りのチューンです。
チャンバーを分解してインナーバレルとHOPアームを取り出します。



インナーバレルはMagnusチューンの定番Magnusバレルを使用します。
ワイドボアのバレルは内壁にBB弾が当たり回転を乱す事を最小限に抑え、それにより弾道が安定します。
またORGA製インナーバレル全てチャンバーパッキンを回転させて装着できる様にサイドにも溝が掘ってあるので面HOP仕様も楽に行います。



HOPラバーはORGA DIMENSION フラットHOPを使用します。
多くのチャンバーにカット無しで使用出来るので簡単に組み込む事が出来ますが、念の為バレルを組まずにHOPだけチャンバーに組込み開口部に当たらずにスムーズにHOPが降りるかチェックして下さい。
こちらも弾道を安定させる必須パーツとなります。
通常のHOPはBB弾が通過する際に点でHOPを掛けますがこれに対し面HOPは線でHOPを掛けるのでBB弾の回転数が安定します。
DIMENSIONフラットHOPは必ずHOPアームに接着しましょう。
接着をしないと使用している間にずれてしまう事があるので接着は必須です



チャンバーにインナーバレルとHOPを組込み、ノズルが入る部分から覗き込みHOPを下してきてHOPが水平に降りてきてるかチェックして下さい。
フロント周りをアッパーに組み込んでロアと組み上げ初速の調整を行います。
初速の調整はインナーバレル長で行い、基本的にはインナーバレルが短いと初速は低く、長いと高くなります。


初速調整が終わったら室内での作業は終了となります。
ロングレンジでの試射を行い弾道や飛距離のチェックをし作業は完了となります。